2020/11/05
先日、有斐斎 弘道館へ行って来ました。
こちらは江戸中期の京都を代表する儒者・皆川淇園が1806年に創設した学問所です。
淇園は『開物学』という学問を創始した事で有名ですが、円山応挙、与謝蕪村、長澤蘆雪らと親しく交わるなど多くの文化人と親交を結びました。
江戸時代には『弘道館』という学問所が全国に見られました。その言葉の意味は、「道を弘める」という事です。
2009年に『有斐斎弘道館』として再興しましたが、当時マンション計画が立ち上がり取り壊しの危機に遭いました。しかし有志による保存活動が実を結び、日本文化の真髄を伝え、日本の豊かな感性を鍛える場、現代の学問所としての再興が果たされました。
11月15日までの期間、「京菓子展2020」の入選作品が展示、販売されています。
京菓子は選び抜かれた材料、職人の手法、いくつかの道具だけで作られる「匠の技」の結集です。
御所の西という地にあるとは思えない程に、又、取り壊しの危機にあったとは思えない程に、静寂に包まれた数寄屋建築と庭園。
お勧めです!
京都の料亭『和久傳』で17年お世話になり、昨年6月に二条城近くにオープン致しました。
ランチは懐石料理を、ディナーはお任せ三品の後は単品でご用意致します。
お料理は季節の魚介類の炭焼きをメインに鯖寿司やカレーなどもご用意しております。
日本酒は十四代、新政酒造、田酒、而今、飛露喜、花陽浴、黒龍、風の森、作、王祿、などご用意しております。
店内はアンティークの調度品や古伊万里などの骨董の器、女将が生ける生花で心安らぐ空間です。又、一枚板のカウンター席には七名様、テーブル席は四名様でご用意しております。
最寄駅は烏丸御池、もしくは二条城前です。